Winny(ウィニー)裁判による判決

Winny(ウィニー)裁判による判決

2006年12月13日、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」の開発者が
映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われていた元東京大助手、金子勇被告(36)に、京都地裁は、罰金150万円(求刑・懲役1年)の有罪を言い渡した。

氷室眞裁判長は「利用者の多くが著作権を侵害することを、明確に認識、認容しながら公開を継続した。影響は大きいが、自身は経済的利益を得ていない」と理由を述べている。

ファイル交換ソフトの開発者が犯罪の幇助(ほうじょ)によって、有罪となったのは、本判決が初めてである。金子被告及び弁護団は控訴する方針である。

判決によると、金子被告は2002年5月から自身のホームページでウィニーを公開配布。
翌年9月に群馬県の男性らが(いずれも懲役1年・執行猶予3年の有罪確定)映画、ゲームソフトをインターネット上に無料公開した著作権法違反行為を幇助したとし、逮捕となっていた。

今回の裁判において、
裁判所が「Winnyの技術の有用性」「金子氏は著作権侵害をまん延させることはなかった」ことを事実認定したにもかかわらず、有罪判決となったことは、ソフト開発の立場からすれば、

「不特定多数が悪用するかもしれないと認識し、技術を提供したら罪になる」ことを裁判所が認めており、今後の、IT技術の進歩に、大きな影響を与えるものと考えられる。